自分のミルクを飲んでまたミルクをだす
それをまた飲む
なんてことだ、永久機関が完成してしまった
そう思っていた
しかし毎日毎日続けていたある日、異変に気づいた
なんだかミルクの量が減ってるような
それから1月たつころにはほとんどミルクは出なくなっていた
おかしい
ミルクを飲めば同じだけミルクがでるはずじゃないか
うんちをしながら考えていた
あっ!これじゃないか!ミルク以外に出してるじゃん!
これ食べれば永久機関か、どうしよう
でも
もし産まれてきたことに意味があるとするなら
誰もなしえなかったことをやり遂げるのが自分の仕事なのかもしれない
その時、パパが声をかけてきた
どうした?何か悩んでいるのか?
うん、パパ
僕は永久機関を証明するためにこれを食べなければならないのかもしれないんだ
慌てるな、永久機関なんてそんな簡単なことじゃない
まず、パパもお前も永遠の命じゃないだろ
そして一番大事なことを言うよ
産まれてきたことに意味を探す必要なんてないんだよ
仮に君が何かを成し遂げるために産まれたとしよう
何も成し遂げられなかった場合、君が産まれてきた意味はなかったのかな?
そうじゃないだろう?
パパ!
2人はママのミルクで乾杯した
サイズ:H50mm